育休しましょう

会社員の育休日記です

妻の出産休暇

こんばんは。

勤務先の社内報で、自己紹介を書く機会をいただきました。業務の話半分、プライベートの話半分で書くようにとの案内だったので、プライベートのところで育休の体験談を思いっきり語り、育休をオススメし、さらに本ブログへのURLも貼り付けました。これから管理部門の校閲が入るので、実際に掲載されるかはまだ分からないのですが、されたら良いなあと思っています。

 

つい先日、Yahoo!ニュースでこういうものを見つけました。

素晴らしいと思います。母体はやはり出産直後が一番疲弊しています。そのタイミングで夫が休日を確保でき、母体と乳児のケアに携われることはとても望ましい環境だと言えるでしょう。出産即日に確実に取得できることが保証されていればなお良いと思いますので、その観点での議論も進むことを期待します。

懸念を抱いたのは、これがあるから育休は取らなくても良いという風潮が広まる可能性です。産後休業と育児休業は立ち位置が少し異なっており、前者は母体と乳児のケア、後者は育児の推進です。なので別物と考える必要はありますが、世論及び制度設計者が両者を混同する恐れがあり、その点に関しては注意が必要です。
そしてその差は給付金の差が開けば開くほど顕著になると想像できます。つまり、産休は100%支給だが育休は67%だとすると、やはり後者が軽視されがちになってしまう。産休給付金ばかりを手厚くすることにも懸念を持って議論が進めばいいなあと思います。

ちなみに私の勤務先は「妻の出産休暇」という、有給休暇同等の福利厚生があります。最大5日で、私も4日使いました。制度設計の方針もこのくらいで良いのではと個人的には感じます。

 

私が気になるのは...「みんなの意見」で「活用しない」が(7/29時点で)31%にも達していることです。対する「活用したい」は54%です。

具体的な制度内容がこれからであるため、取得日程を具体的に想定することなどは確かにできません。でも、第一感でそこまでネガティヴに捉える話ではないと思います。あるいは例えば女性なのでそもそも対象外だという人や、結婚・出産は考えていないという人も投票しているかも知れません。「匿名投票にそんな意味ないよ」というご意見もあるでしょうが、表向きの言葉で歓迎されるとすれば、匿名の世界で敬遠されているのは世論の在り方としては最も怖いものだなあと思います。

 

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200729 いやいや、みんなで妻の産休取りましょうよ...。

 

こういうところに垣間見えるメンタリティのネガティヴさをこつこつと解放していかないと、育休が歓迎される世界は遠いでしょうね。それってどうやって...というのは、ここで語れるような簡単な話ではないなあと思っています。

数字がショッキングだったので、上向きの結論でエントリーを締められません。笑