育休しましょう

会社員の育休日記です

ウィズコロナ時代の男性の育児休業

こんばんは。

きのうは執筆する時間が確保できなくて更新できずでした。


きのうもきょうも天気がすぐれなかったため、お散歩にも行かずに家にいました。
買い出しにも行かず、冷蔵庫内の食材だけで妻と私も生き延びました。

娘も外に出さなくて申し訳なかったのですが、そのぶん一緒に寝転んで可愛がってあげたり抱っこしてあげたりしていました。
ここ数日は手で握る力が強くなっているのを感じます。
スタイやガーゼ、おもちゃのボールを振り回して遊んでいました。

先日も少し触れた舌遊びに加え、唇遊びもたまにやっているところを見かけます。
そろそろ発語が見られますかね~!
できれば私もずっとそばにいる、6月中に聞こえてきて欲しいなと思うものの。
正直なところ、もう少し先になってしまうんじゃないかなあと、本人の様子を見ながら思ってます。

 

時流の話題に触れるつもりはあまりないんですが、少し気になったことがあったもので、書き留めておきます。

夕方なんとなくつけていたテレビで、西村大臣が会見していました。
その中で、男性の育児休業について言及している部分がありましたので、抜粋して書き起こしたいと思います。

[引用元]
https://www.youtube.com/watch?v=Ed9LG4GkQJM&t=333s

(4:59~)

2点目に、今回のコロナ感染症でいろんな経験をして、お一人おひとり色んな意識の変化もあったと思いますが、一番大きなひとつは「コロナは我々が持っている弱点を突いてくる」ということであります。
弱い点を突いてきて、それが浮き彫りになってくるということであります。

そのひとつが弱い立場の方にしわ寄せがくるということで、女性の活躍についてであります。

今回4月の労働力調査で就業者数は107万人減少しましたけれども、そのうち70万人が女性であります。
多くの方が非正規であったというふうに思いますし、コロナによって学校が休みになって子どもたちの世話をしなきゃいけないということで一旦 仕事を離れられた方が多いんではないかという風に思います。

 

これまで女性の活躍については、いわゆるM字カーブというものを解消するんだという骨太方針・成長戦略で取り組んでやってきました。

これはなぜかというと、適齢期を迎えて結婚されたりすると、その後 結婚・出産・子育てでなかなか職に戻れないということでガクッと落ちて、そのあと徐々に子育てが一段落したころから仕事に戻れるという、いわゆるM字カーブをなくそう、仕事と家庭の両立を図ろうということで、育児休業を拡充してきたところです。あるいは保育所の整備をかなりの程度 前倒しで進めてきました。

これによってM字はかなり解消されてきたんですね。
多くの人が仕事と家庭を両立できるように、ほぼまっすぐになってきています。

ところが、これは非正規雇用を含めての話でありますので、正規雇用に限ってみれば、やっぱり結婚と出産と同時にだんだん減ってきて、正規雇用になかなか戻れない。
せっかく能力・意欲があって正規社員として就職し活躍していったにも関わらず、その後は正規雇用はぐっと減っていきます。

 

この、私は新たにL字カーブと呼んでいるんですけれど、L字を解消しなくてはいけない。
できればそのまま正規雇用として――本来 非正規がこれだけあるのもおかしいわけで・・・もちろん非正規のほうが良いという人もおられますけれども――不本意で非正規はなくしていく、ということは何より大事だと思います。
意欲、能力のある女性をしっかりと登用していく、活躍の場を創っていく。
正規社員のL字カーブを解消するということが大事だという風に考えています。

そのためにも、男性の育児休業もまだ6%に留まっています。
これを飛躍的に増やさなければいけない、という風に考えています。

(8:25~後略)

長くなりましたが...。
太字にしたところは私が強調したいところであり、西村大臣の意図とは無縁です。

 

西村大臣からの会見は2点で、1点目は新宿区の夜の街対策のお話です。
正直、具体性に欠けていて良否批判しづらいなあとは思います。
上記URLのコメント欄でも荒れ気味ですね。

2点目は上に抜粋したところです。
あまりにコロナウイルスの話からかけ離れていて、最初はなんの話だと戸惑ったのですが、書き起こしてみれば経済再生担当大臣の名に相当する話だと受け取りました。
男性の育児休業まで話が続くのはいささか先を見据えすぎで、まずは目先の感染者数が増えていることについてどう考えているんだ、というのが大衆視点のような気がします。
記者の方々もここについてはまったく質問されません。

 

M字カーブの図や、失業者の雇用形態ごとの人数分布も男女で比較されておらず、この会見だけでは深いところまで読み取れません。
とはいえ、共働き世帯かつ子どもがいる場合に女性が失業するという話も違和感があります。
なぜこうなるかというと、コロナ禍での失業者数の男女差は、そもそもの雇用形態人口率の男女差、ひいては育児休業取得率の男女差に起因しているから、ということです。

 

そうは言っても現実は難しそうですね。
我が家も、もし今後 娘が保育園に通って妻が復職した時点で第N波がきて、保育受け入れ1か月中止となったらどうしよう。
妻も私も正規雇用ですが、妻がいったん非正規雇用に切り替えるとかなのかなあ、私が在宅勤務で頑張れるのかなあ...。
かなり厳しい気がしますね。あした簡単に話してみよう。

あと最近CMで観るんですが、妻and/or私がコロナウイルスを患ってしまったらどうしよう。
私だけなら無症状者滞在施設に行って平常運転でOKですが、妻だけなら妻がそこに行って私は娘を見ながら7月復職できるんでしょうか...?
andの場合は娘を実家に預ける必要もありそうですが、両家とも両親現役なので影響は大きい。

避難訓練や防災散歩と同じで、事前に考え話しておくことが吉ですね。

 

話が逸れましたが、コロナの一件で「男女共同参画社会」や「育児休業制度」という、福利厚生的な要素を持つ案件の推進は疎かな方に向かうのでは、と不安に思っていました。
しかし、そうではなくむしろ推進していく必要があるというのを一言 説明された、とても意味のある会見だったのではと思います。

内容の具体性はまだ見えないので、今後に期待するところです。
気張った政策が聞けきたら頼もしいなあ。